アタック奥利根完走 その2 坤六峠まで


生どら焼きの幟が目立つ道を突き進みます(笑)。大穴から、いよいよアプローチです。大穴からピークまでは30kmのちょっと長いアプローチです。粟沢のあたりから、どうやら雲の中に突っ込んだようで、雨が強くなってきました。ここで、レインジャケット、レインパンツを装着。そうしている間にyoshiさんにパスされました。粟沢からは県道を外れるけどショートカットのコースになっていて、ちょいと登って下り、再度県道と合流します。この再合流したところで、後閑のセブンイレブンで買ったポカリスエットのあまりを飲み干す。まあ、こんな天気でも汗はかいているので、失った電解質を補給です。そうしないと足が攣ってしまうからネ。攣るのはかまわないんだけど、痛みが長くのが嫌なので、なるべく攣らないようにする為。でも、実業団レーサーはレース中に攣るのは普通だそうで攣りながら走っているんだって。こうなると、変態なのはブルベライダーだけじゃないのがわかる(笑)。
矢木沢ダムへの分岐を越えて、雨に煙る奈良俣ダムを通過。せっかくなので、2週間前と同じアングルだけど天気が違うので(笑)撮影。2週間前に来た奈良俣ダムとの分岐地点を越えて、いよいよ未知の領域に入ってきました。ピークまでは13km。山の向こうは、なんと新潟県。自転車ってすげーなーと思いながら漕ぐ。漕ぐ。漕ぐ。ひたすら漕ぐ。妻神さんが道ばたでパンク修理していたので大丈夫ですか?と声をかける。どうやら、そろそろ修理が終わりそうな気配。まあチューブラーだから大丈夫でしょう。途中、片側通行の為、信号機がいくつも出てくる。休みたい時ならいいけど、走りたいのに止められるというタイミングの悪さもある。1度、赤信号に切り替わった直後というのに遭遇して2分30秒の強制休憩になった。まあ、こんなんでも実は強制的に休まされるのが嬉しい。
あまりにもピークが近づいてこないので、GPSでピークまでの距離を計算させてナビゲートするモードに変更します。電池の消耗を避ける為に、地図を表示させているだけにしてました。で、計算して出た答えが8kmとなり、えっ、まだ、そんなにあるの?と愕然としてしまいましたが、止まるわけには行きません。何しろ、日光まで行けば温泉が待っているのですからね(笑)。yoshiさんの背中が見えた。抜く時に、先程仕入れた情報であるピークまで8kmですよと伝えたら、ギャーという悲鳴が返って来ました。どうやら、そんなに長いと思っていなく越えられると思われていたようですが、残りの距離を考えたらハンガーノックに陥ってしまったそうです。(後のデイリーヤマザキで一緒になったので、話を聞きました)
いやー坤六峠がこんなにツライなんて思ってなかった。すいません、坤六峠さん、なめてました(笑)。ピーク手前の8kmから6kmが本当にツラカッたです。今度は、スタッフの川田さんの車が横を抜いて行きました。車内からは、いずみちゃんのがんばって!という励ましの声援を受けたので、でも、声が出せなかったので(笑)、先程と同じく50mほどダッシュして応えます。このツライ時の声援は、うれしかったね。
やっと、斜度のキツイピークは抜けたみたいで、今度はGPSの地図表示を拡大させて等高線を見ながら登ります。ご存知の通り、等高線の間隔が広けれが傾斜が緩く、間隔が狭ければキツイ。これで、この先の勾配を見ながら、後は、ピークまでの距離の残数が少なくなることだけを楽しみ走る。走り続けていれば、ピークは必ずやってくる。15時4分。坤六峠のピークに到着。せっかくなので、坤六峠がわかる場所を撮影。峠だけど、切通しのピークなので何か見えるとかいう楽しみはなかった。ちょいと残念なり。
ここから鎌田に向かってダウンヒル。鎌田から鎌田敏夫鎌田敏夫から男女7人秋物語の連想となり、頭の中でShow meのリフレインが開始された。ブルベ中は、こんなくだらない事を思い浮かべるオイラなのであった。