FDの仕事量

FDの仕事量はスゴイです。ハンパないです(笑)。
ノーマルで、53から39(とりあえず代表的だと思うので)へ、そして今度は39から53へ。コンパクトなら50から34へ、そして今度は34から50へ。
ノーマルは14T差ですが、コンパクトに至っては、その差が16T差もあります。これだけの量を脱線させて移動するわけです。しかもリアディレイラーとは違って直接FDのプレートをチェーンにぶつけてですヨ。もう力技以外の何者でもありませんよね。
これを考えるとスゴイでしょ。いかにFDが大変な仕事をしているのか。そう思うと、FDが愛おしくさえなってきますよね。ならない?オイラだけか(笑)。逆にRDなんか、ほんのちょっと横に移動するだけだから、とりあえず動きゃいいのよね。

今から4年前にマングローブバイクスのシンジ店長に上記のようにFDの仕事量についての話を聞いて、これだけの事をしているのだから、剛性の高いDURAにした方がいいよとアドバイスしてもらい、RCS7のFDを66アルテから78DURAに交換している。交換直後の感想は、いやー、さすがTOPレベルのパーツのDURAである。剛性が上がったのがワイヤー、シフトレバーを介して体感出来た。伊達にDURAは名乗ってないのである。もう1台のTREK1400も遅ればせながら、去年の春にやっと78DURAのFDに交換。
シンジ店長がセッティングしてくれているので、変速がパシパシ決まる。これはもう、乗っていて気持ちイイのである。前を変速するとチェーンが落ちるから変速しないなんて話を聞くけどこれはあきらかにセッティングが出来ていないんでしょうね。せっかく前が2枚あるのに、これじゃ、勿体無いよね。まあ、河川敷のサイクリングロードしか走らないというんじゃ、前は変速しないから関係ないんでしょうけどね(笑)。

ブルベの後半になってきて、握力の弱い人は疲れてきて、FDの変速が大変と聞いています。たしかに、チェーンを下から上に持ち上げるという感じは大変なのかもしれないね。それに、左手で内側に折り曲げるような操作だから、力が入りにくいのかもしれない。オイラはそんなの実感したことないんですけど。それを解決するには、電動にするか、Wレバー or バーコンにしちゃうとかなのかな。(先日、電動使いの人に会って聞いたけど、やっぱ楽そうです。オイラはGPSは使うけど、アナログの人間なんで電動化はしなくていいんです。でも105とかあたりでリリースされると考えちゃうのかな?)
その前に、ちゃんとストレスなくワイヤーが可動しているかが問題だよね。ワイヤリングの経路で、どこかにテンションがかかっているのかもしれないよね。

市川雅敏さんところのブログで、こんなハンドルまわりの自転車を見つけました。こういうのもありかもですね。Wレバー(ステムの根本に取り付けてます)とバーコンの組み合わせ。これだとレバーを手で持つ範囲が広くなるから手元変速より力が入るのでフロントの変速は楽かもしれないネ。
こういうマニアックな使い方は好きです(笑)。構造が単純な分、STIよりは故障が少いと思われます。過去にランスがフロントのみWレバー仕様にしていたのを思い出しました。お亡くなりになった忌野さんもオレンジ号を寒波でこの仕様にしていましたなぁ。オイラもクロモリにしたら、この仕様にしたいなとは思ってます。でも、RDはコマンドシフター使ってフリクションでドライブしちゃうんだ(笑)。