もったいないよ


2001年秋からGPSを使っています。アジアパシフック版を購入したので、当然、地図は貧弱。日本の地図が入ったGPSは、その頃はリリースされてませんでした。地図目的で買ったわけじゃないからいいんです。峠に行くのに、気圧高度計付きのGPSが欲しかったんですよね。高度計というのは、サイクリングの時に励みになります。後、何m上昇すれば頂上というのがわかるのは、登っていて、やはり安心感があって、うれしい。
当時の価格で6万円近くしました。なので、マニュアルを読んで、一生懸命に覚えて、使いこなせるようになりました。もっとも、その頃の使用用途はサイクリングのログをPCに落とすことと、サイコンに使うぐらいでしたけどね。
初めての四国へ自転車で泊まりがけのツーリングに行った時は、GPSツーリングマップルと併用して持って行って、四万十川の源流付近では、緯度経度を表示させて道に迷わずに済んだ。(ツーリングマップルにも緯度経度が書かれている)高かったけど、買ってヨカッタなぁと思ってます。
今では、性能も上がり、画面もカラーになって半分くらいの価格で買えるようになったので、結構、普及してきましたよね。


で、以外に驚かされるのが、GPSのオーナーなのに使い方を知らなかったり、GPSを理解されていない方が多い。


時計ってどうやってあわせるの?
ポイントの登録ってどうやるの?
近くの駅、もしくは任意の駅までの案内のさせかたは、どうするの?
ルートコースのインポートの仕方はどうするの?
GPSがあるのに道に迷う。
防水仕様なのに、雨が降ってきたのでGPSをカバンの中にしまってしまう。


せっかく高いお金払ったんだから、もう少し勉強してGPSを使ってくださいな。もったいないよ。


紙の地図に比べたら、GPSは雲泥の差です。まあ、それも紙の地図を知らない人には、何が雲泥の差なのかさえもわからないでしょうけどね。例えば、雨、風なんかの時に、すぐに地図を広げることができますか?マップケースにいれてなかったら濡れて使い物にならなくなっちゃうよね。映画ホワイトアウトの時みたいに地図を風で飛ばされちゃうかもしれないよね。でも、GPSは防水だし、地図付きなら自分がどこの場所にいるかもポインターが表示するので瞬時に、わかっちゃうし、自分がどっちの方向に進めばいいのかもわかる。

今の時代でも、ツーリストの方は、地図を見ながらツーリングされている方がいらっしゃいます。私も中高校生の頃は、青梅の五万図を見ながら走り回ったので、この辺りは脳内地図にインプットされてます。時々道路が新しくなるので修正が必要になりますけどね。箱根ヶ崎近辺の国道16号は、かなり外側に移動しちまった。

GPSしか使った事がない人は、原点回帰で紙の地図のみで走ってみるとGPSをどうやって使おうとかのイメージが広がるかもしれないね。もちろん保険でGPSも持ってね(笑)。


知り合いのベテランサイクリストの方が教えてくれました。今はこんな時代じゃないと思いますけど、廃業された老舗の自転車屋さんの広告に書かれていた名言です。
「5万分の1の地図を読めるようにしましょう。サイクリストの義務です。」


写真は歴代のオイラのGPS。左から、初号機、2号機、現役の3号機 初号機は最初の頃、ストラップをつけていなかったので、キズキズ。3号機のストラップは、愛すべき宮崎の友人から頂いた青島神社のかえるのお守り付き。無事カエルにひっかけているのである。目が取れちゃって、ちょっと可哀想なかえるちゃんである。