小さいスプロケと手組ホイール


今から30年も前、私が中高生の時に見たロードレーサーが写真のようなロードレーサーです。これは片倉シルクのロードレーサーです(83年のカタログより)。クロモリホライゾンタルフレーム、ブレーキワイヤー上出し、スレッドステム、チューブラータイヤ、36穴手組ホイール、Wレーバーでもちろんフリクション。ギアは、前が52X42で後ろは13 14 15 17 19 21です。
ここ最近になってロード乗り始めた人には、馴染みがないと思いますが、私の中でロードレーサといえば、こういうロードレーサーになります。見るからにカッコイイ。中高生の頃にカッコイイと刷り込まれた記憶というのは30年たった今でも変わることがありません。
写真でも後ろのスプロケが小さいのがわかりますよね。実はこれがカッコイイ。小さければ小さいほど男前なのであります。ロードの後輪に大きいギアがついているのを見ると興醒めしちゃうのよね。とはいっても、今の私の脚力で、後ろが21もしくは23では大好きな峠に行っても登れません(笑)。なので、最大限譲れる大きさが25なのです。25で峠通いが出来るあいだは25を使い続けようと思っています。(他の車種、MTB等では別にギアの大きさは気になりません)
前が42じゃなくて39なのも大目に見てくださいませ。それから、私の所有のロードがクロモリでなくアルミとアルミ炭バックなのもね。本当はこういうクロモリが欲しいんです。まあ、この辺はゆくゆくはクロモリと思ってますから。
先日、チェーン交換の際にマングローブバイクスのシンジ店長に27を入れる予定があるのか聞かれ、ロードに27なんて、そんな無粋なギアいれませんよと常連の関ちゃんもいる目の前で啖呵をきったので(笑)、25で最適化になる長さでチェーン調整してもらっちゃたのよね。それに27のギアなんて所有してませんし。
現在、ロード2台、小径車1台、700Cツーリング車(スポルティーフカンチブレーキ仕様)1台の計4台を所有しているのですが、全て手組ホイールになってます。カーボンディープが有利になるレースやエンデューロには今の所、参加予定はないし、手組の32穴でヒルクラだって走っちゃうしね(去年秋のローカルヒルクラ大会で年代別6位)。
何せ20年前までは完組のホイールなんてなかったんだからね。むしろ、ブルベやロングツーリングでは完組より手組の方が有利だと思ってますからね。ブルベを走る知り合いは手組派が多いのも事実。こういうちょいと、クラシカルな臭いのするホイールを愛用しているというのもいいでしょ。


こだわり?、おぢさんの美学?、こじつけ?、かたくな?、面倒くせい奴?、等など色々思われるかもしれないけど、ここは好き勝手な事を書けるからネ(笑)。