ブルベな人がスゴイと思っていた理由

まだ、ブルベが今みたいにメジャーになるずーっと前のお話。あっ、でも、ブルベって、まだメジャーじゃないか(笑)。私が初めてあったブルベライダーは、池田さんという方です。PBPまで行かれた方は、高名な池田さんを存じ上げていないという方はいらっしゃらいないと思われますが。(野球で例えたら、ブルベの池田さんはイチロークラスだと思います。)
今から10年以上も前の2000年頃の私は、クロモリのツーリング車を非シマノ部品で作る為に、あちこちから部品を買いあさっていました。その時に八王子の某自転車商店にて池田さんにお会いしました。もう、10年以上も前の話ですね。
で、某自転車商店の居心地が良いので(実は店主さんは高校の先輩であった)特に買うものもないのに、缶ビールとつまみをぶら下げて行ったりして、いろんな自転車の話を店主さんや、お店に集まる常連さんとお話をしていると、ひよっこと、池田さんが顔を出したりというのが何度もありました。そんな池田さんとも、一度だけ入山峠のサイクリングにご一緒させて頂いたり(池田さんの扮装は、黒いTOEIのランドナーで、ジャケットという英国スタイルでしたよ)池田さんの使わなくなった部品を譲って頂いたりとかして頂いて、お話する中で池田さんは、スゴクたくさんの距離を走り、ブルベや糸魚川にも出ていて、パリブレストパリにも参加しているということを知りました。
当時の私は、今の1/10ぐらいの脚力でしたかね?(笑)。サイクリングに行っても、当然、峠で池田さんには、メチャクチャ離されましたよ。(今なら、そんな事ないと思いますけどね(笑))この時の印象が強いものですから、ブルベに参加しているという人は、みなさん、池田さんクラスのような方々ばかりだと思い込んだわけですよね。この時の記憶があって、

「ブルベを走る人=スゴイ人=池田さん」 という公式が頭の中で出来上がったわけですよね。

でも、今年になって、私もブルベを5本、走ってみたけど(5月末にSR取得しました)、池田さんみたいな人ばっかりじゃないことに、ようやく気がついたわけですヨ(笑)。
ブルベはレースじゃなく、200kmなら13時間半で走りきればいいわけで、時速にしたら15kmを割らなければ完走できる距離といことなんですよね。だから、そんなにハードルは高くないんだと思った(笑)。でも、13時間半、漕げるかというと、漕いだ事ない人には拷問に思える時間なのかもね。

ということで、公式は、「スゴイ人=池田さん」 だけになりました。

だって、ブルベを走る人って、ロングのサイクリングのスキルがある人なら完走できちゃうということがわかったからネ。こんなのスゴイのうちには入らんよね(笑)。まあ、このロングのサイクリンというのが、ちょいとどの辺のレベルなのかというと、書くのは難しいけど、少なくとも、自分でロングのサイクリングの時に何を持って行くべきかを判断できる人かなぁ。何を持参すればいいかわからず、何を持っていけばいいでしょうかなんて質問してくる人には(実際にいたので)、まだブルベは時期尚早なような気がするけど、参加して痛い目に会うのもイイ経験にはなるかもなぁ。ブルベのスタッフさんに迷惑がかかんなきゃいいけどね。