俺にとっての聖地 山伏峠


埼玉県の正丸峠の西隣にある山伏峠。(山伏峠がたくさんあると思うので、この日記では、ここの峠の話)
頂上付近は切り通しで、峠の標識もなく、刈場坂峠のように眺望が開けているわけでもない。でも、この山伏峠は俺にとって聖なる峠なのである。
今から30年前、高校1年の夏に、初めて5万図見ながら単独でサイクリングして登った峠なのである。ナショナルのドロップハンドルのサイクリング車(ランディオーネという名前でした)。前のギアが2枚で、後ろは6枚ぐらい?フリクションでWレバーをガリガリいわせながら変速させてましたね(笑)。当然、登りで変速となると登りながら片手運転なんて器用な事しなきゃならんので、そんなの出来んわというので、麓からインナーロー固定で登ってましたよ(笑)。そんなんでも漕いで登れなくなると、自転車から降りて押して登ってましたね。
そんな、思い入れや思い出がある、聖地 山伏峠になんと、「山伏峠」という標識が出来ていました。なんか、うれしい。

ちなみに高校生の頃は、山伏峠と正丸峠がセットになっていて、実家の東村山を出発して、時計回りか反時計回りで2つの峠を越える周回コースが私のお気に入りのサイクリングコース。もちろん正丸トンネルなんかなかった頃です。299の路肩も荒れてましたね。ほんとに国道?なんて思ってました(笑)。自転車で秩父まで下ってしまったら、帰ってこれないという恐怖感、距離感がありました(笑)。
で、今となっては、恐怖感、距離感なんてものはなくなり、先日の土曜日は、この山伏峠を越えて、秩父小鹿野をスルーして、志賀坂峠を越えて神流湖を眺めて戻るという250km越えのサイクリングをしてきました。初めて山伏峠を訪れてから30年が経過している。
これはもう、30年前の自転車から比べたら、はるかに自転車が進化したおかげなんだろうね(笑)。まあ、実際には高校生の頃の方が今より体力があって当然なんだけど、なんかおかしいなぁ(笑)。