居酒屋探訪 鈴傳 虎ノ門

friday662005-12-26

虎ノ門病院のそばに、そこだけ時間が止まったような居酒屋がある。鈴傳である。俺の事を、「社長」と呼んでくれる唯一のお店である。一応、社長なので、会社の名前は㈱バイブドア(架空)の社長としている(笑)。ついでに、同僚も連れて行って、彼が専務、彼女が美人秘書、そしてもう一人の彼女が社長の愛人というくだらない設定をして遊んでいた(笑)。
今年の2月末で、虎ノ門の会社を辞めたのだが、今でも、たまにこの店に顔を出すと、社長久しぶりですとか、社長痩せたんじゃないですか?と声をかけてくれる。
この店にきたら、飲むものは、日本酒である。レトロな燗をつける機器で、燗をつけてくれる。口で説明出来ないので是非、日本酒好きの御仁であるならば、足を運んでもらいたい。この店の母体が酒屋さんである事を聞いた。
一応、ビールは、小瓶が麒麟、大瓶がアサヒスーパードライである。生ビールはおいていません。焼酎も、申し訳程度に置いているという割にはもったいないような芋焼酎の松露と七夕が、棚の隅に鎮座している(笑)。
俺が飲むのは、手取川(石川県の地酒)を燗にして飲むのが常である。ちなみに450円というお値打ち価格。お店の人に勧められてから、これ一本である。ここは、酒がメインで重いつまみはなく、卯の花とか刺身とか豆腐とかくさやとか、そんなもんである。テーブルの幅も狭い。まあ、席に着くと非常に窮屈なかんじであるが、この店に2時間、3時間もいるのは、野暮である。つまみを2品ぐらい頼んで、酒を2、3杯飲んで店を後にするというのが、このお店の正しい飲み方のような気がする。